フレックスタイム制度の仕組み
バブルの時期ごろから企業を中心に就労規則が見直されるようになりました。
その一つとして採用されるようになったのが、フレックスタイムです。
フレックスタイムとは、就業時間を個人個人で自由に決めることが出できることをさします。
フレックスタイムの一番の目的は作業効率を上げることです。
エンジニア、デザイナーなど労働時間を一定に作業効率が高くなる職業の人にとっては有効活用しやすい制度です。
>>厚生労働省
また個人の生活スタイルも大きく異なります。
朝早くから活発的な人もいれば、夜型人間の人もいます。
自分が集中して仕事に取り組むことができる時間が異なると生産性は低くなってしまうものです。
フレックスタイムではコアタイムとフレキシブルタイムがあります。
フレックスタイムには会社が決めているコアタイムという拘束時間と出勤時間や退社時間を自由に決められる時間帯が存在しているのです。
有効活用できる人とそうでない人の差があり、フレックスタイムを廃止する動きが強まっています。
フレックスタイム賛成派意見
エンジニアやデザイナーなど一人で研究や開発に没頭する仕事の場合、自分の集中しやすい時間帯に勤務することで効率を上げることが可能です。
今では意思の疎通はメールで行うことができるため全員揃う必要がないとい考えもあります。
また仕事上事務処理を行わなければ、自分の作業を始めることができない職種の場合は、仕事時間を遅くした方が無駄な時間を省くことができます。
今まで会社で言われた通りの時間に出勤して、言われたことをやっていればいいというスタイルから、自分で時間を組み立てることで仕事やプライベートなど自己管理しやすくなるでしょう。
フレックスタイムになれることで、自分のタイムスケジュールを組みやすく快適に仕事ができるため安易に廃止すべきではないという意見が多いです。
反対派意見はコミュニケーションを大切にしている面もある
フレックスタイムを廃止すべきと考える人の多くは、対面することでコミュニケーションをとる方が効率いいと考えている人が多いです。
コアタイムがお昼前後に設定されていることが多く、その時間に会議などを入れることが増えるため、一日の仕事のスケジュールを立てにくくなってしまいます。
自分で出社の時間を決めて仕事の効率化をはかるものが、間違った解釈で時間にルーズになってしまう人も増えています。
また遅い出勤の人の仕事に合わせなければいけないなどの弊害もあり、フレックスタイムの廃止を希望する人もいるのです。